2010年5月15日土曜日

AF-BORGのPENTAX Kマウント改造

ここのところブログの更新をサボってしまっていたので、溜まっているネタを順次放出していきたいと思います。まずは機材ネタから。

某所ではレンズを分解してAFユニットとして使用するアクロマートAFが人気のようですが、個人的にはドローチューブを用いた半AFの使用感は嫌いじゃないので、私はPENTAX F AFアダプターを用いた半AFのまま、どんな改造が出来るか考えていきたいと思っています。
将来的には2本目を買ったらアクロマートAFも試してみたいとは思っていますが、まずは自分だけの一本を仕上げてからということで行きます。

こちらのサイトでPENTAX 「KA」及び「KAF」マウントの接点の詳細な情報が載っていたのでAF-BORGのマウントを改造して3番(凹んでいる)ピンを導通させ、絞り環をA位置であるようにカメラ側へ認識させてみました。この改造で行った加工作業は以下のとおりです。
  1. ピンの位置にドリルで穴をあける
  2. 釘を加工して接点金具を作る
  3. ライターを分解して取り出 したスプリングと接点金具を接続する
  4. 1であけた穴に、3で作った接点スプリングを差し込んで完成。
こんな感じで改造を施したのが以下の写真です。
なお、酒の入った状態で加工及び撮影したので加工精度や写真のクオリティについてはご容赦ください。

削り出した接点金具とスプリングを取り付ける。小さくて大変

 
ドリルで穴をあけたマウント部分

穴に金具を差し込んで完了

これによって撮影時にカメラの液晶に--と表示されていた絞りがF5.6と表示され、TvおよびPのモードが使用できるようになります
ただし、絞り羽根が存在しないのは相変わらずなので、現状では絞り開放以外の設定で撮ると露出がずれます(^^; 
現状でのメリットとしては、ISO感度オートにして不完全ながらもシャッタースピード優先が使えるといった程度です。

今後の方向性ですが、今回の改造によって絞り込みレバーも動くようになったようなので、絞り羽根を組み込めないかと画策中です。